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【世界の食卓】大都会新宿にゲルが出現!?遊牧民族の伝統衣装を着てモンゴル料理を楽しもう!


Сайн байна уу(サンバイノ―)?プログラム担当のYuyaです!

『BORDERLESS DINERS〜世界を旅する国際体験レストラン〜』はいろいろな国の食事をレストランやケータリングで食べて!話して!考えて!五感で国際交流を楽しむ入居者プログラムです。

今回はモンゴル料理!

新宿の少し奥に存在するモンゴル料理レストラン「オッと屋」さんにて参加者全員で、伝統衣装を着ながら食べて、笑って、文化を学んだモンゴル編当日の様子をレポートさせていただきます!

モンゴルといえば遊牧民族!ゲルの中のようなレストランで触れるモンゴル文化

モンゴルのイメージといえばやっぱり遊牧民生活ではないでしょうか?
遊牧とは季節や家畜の餌などに合わせて、住む場所を変える生活方法も含めた牧畜形態です。

今回会場として使用させていただいた「オッと屋」さんは、店内がなんと移動式住居ゲルをイメージして作られており、店内にはモンゴル縁のものが色々なところに飾られていました。

こちらのお店は、モンゴル人のご夫妻がぜひモンゴル文化を知って欲しいという思いでお店を営んでおります。

普段から衣装を貸し出したり、楽器演奏をしてくれたりのサービスも!

モンゴル愛に溢れた異国情緒溢れる店内で、参加者はモンゴル衣装にお着替えし、いよいよモンゴルへの旅路が始まります!

調味料なんて必要ない!岩塩のみで味付ける、ワイルドなのに繊細なモンゴル料理を食べつくそう!

モンゴル食文化は遊牧民族の生活形態に紐づいています。

家畜が食べられる新鮮な草が生える土地を転々とするため、多くの荷物を持っていけない遊牧生活の主な食料は、家畜とその恩恵の乳製品のみ。

調味料はなく、素材の味をとても大切にするため、すべて岩塩で味付けします!

移動が生活の基本なので、野菜を食べることもほとんどなく、食べても人参やじゃがいもなどの根菜のみなんだとか。

お肉と乳製品とお塩だとなんだか自分たちでも作れそう…と思うかもしれません。
でも「ほんとに塩だけなの!?」思うほど味わい深いモンゴル料理。
さてさて、では早速いくつか料理をご紹介させていただきます!

ラム尽くしの遊牧民料理!モンゴル風餃子ホーシュルの中身はもちろんラム肉!

ホーシュルはとても人気の家庭料理です。
塩で味付けしたラム肉を小麦粉で包み揚げ焼きにした、パンのような餃子のような一品!

シンプルなのですが、中からジワッと染み出す肉汁が病みつきになります。

参加者の皆様、はじめてのホーシュルにも関わらず一瞬でペロリ!

今回は6カ国の人が参加していたのですが、どの国の人も「めちゃくちゃ食べやすい!」と大絶賛でした。
シンプルだけどハマるこちらのホーシュル、簡単そうに見えて臭みをとったり、肉汁を逃さないためのコツがあるのだとか…

ぜひお家でチャレンジしてみてください!

超豪快!ラム肉の塊チャンスンマハ!

お次はこちら、チャンスンマハ!
「チャンスン」が煮る、「マハ」が肉という意味で、骨つきのラム肉を塩でしっかり煮た肉の塊の料理です。

大事な食料であるラム肉を無駄なく食べるための料理なので、特に部位の決まりなどはなく、いろんな骨付き部分をお肉がホロホロになるまで煮ます。
一見、とてもシンプルなのですが、塩だけにも関わらず長時間愛情をかけて煮込むため、臭みも全くなく、とても濃厚でジューシーな味わいになっています。

美味しすぎて骨までがぶり!とかじりつくのでした。

自家製ヨーグルトに自家製チーズ!遊牧民に乳製品は欠かせない

遊牧民にとって欠かせないのはスーと呼ばれる乳製品。

牛だけでなくヤギやラクダ、馬から取れる乳製品の料理はとても多いです。

まずウルム。こちらは乳を温めたときにできる膜のようなもので、バターのようなクリームのような味がします。
ウルムはミルクティーにして飲んだりパンにつけたりして食されています。

自家製のヨーグルトや自家製のチーズはどこの家庭でも当たり前。
お酒も、ヨーグルトを使ったお酒やミルク酒など乳系のお酒がよく飲まれます。

そして、チーズはそのまま食べたり、ナンにいれて焼いて食べたりしています。
牛乳から作られるものと違い、様々な動物の乳で作られるため、味はどれも日本では食べられない独特なものばかり。

とくにミルクティーや馬の乳から作られた馬乳酒はモンゴルの長寿の秘訣とのことです!

家畜と共に生きてきたモンゴルの遊牧民たちの文化

モンゴルでは昔から家畜として牛・羊・馬・山羊・ラクダの5種類と共に生活しています。土地を持たないモンゴルの人々にとって家畜はとても大切な財産です。

夏は乳製品。冬はお肉。季節で変わる食生活

モンゴルでは食文化も家畜に左右されるため、夏と冬で全く食文化が異なります。

夏は家畜から乳が取れるため「白い食べ物」と呼ばれ、乳製品中心の食文化となります。
冬は乳が取れにくくなるため、「赤い食べ物」、つまり家畜の肉を中心とした食文化に切り替わります。
家畜は財産なので、乳製品が取れるギリギリまではできるだけ「白い食べ物」を食べるのだそうです。

機能性抜群。広大な大地に輝くカラフルな民族衣装デール

モンゴルの民族衣装デール。
今回は参加者の皆様にこちらの民族衣装を着ていただいたのですが、色鮮やかでとっても可愛い!

ワンピースのようになっているのですが、女性み男性も下にズボンのようなものを履きます。
実はこれも遊牧民ならではのデザインで、乗馬しやすいように作られているのだとか!

基本的には年中この衣装を着ており、季節によって綿をつめて暖かくしたり、結婚式や、入学式、お正月の時にはシルクを使ったものが着られるそうです。
店長曰く、男性は帯を太く巻くことで男らしさをアピールするそうで、特に頭にかぶる帽子は勇気や運が宿るとされ、とても大切なものなんだそうです。

「オッと屋」さんではシルクのものと、通常のものが着用体験できるので皆様もぜひ着てみてください!
皆様思い思いのデールとっても似合っていました!

定住化し、日常の景色が変わったモンゴル。それでも変わらない食事の味

モンゴルでは定住化が進み、今では首都ウランバートルに全人口約310万人のうち、140万人が住んでいると言われています。

中には夏場はゲルで遊牧生活をし、冬場はウランバートルで定住する人や、遊牧はしないけれどゲルを街に立てて定住する人など遊牧のイメージが強くあったモンゴルでも、時代に合わせて生活が多様化してきています。

それに合わせて様々な食材が手に入るようになり、料理の文化も変わりつつあります。
しかしそれでも、夏は「白い食べ物」、冬は「赤い食べ物」という遊牧時代から続いてきた食文化はそう簡単には風化しません。

「流通が増えたウランバートルでもいまだに野菜はそんなに食べないです(笑)。動物たちを大切にしてきたモンゴル独自の遊牧文化は
例え時代が変わっても僕たちの食卓の上に残り続けています。その風景を僕は日本にいる皆さんに伝えていきたいです。」

モンゴルの壮大な自然で生きる味を体験できた旅路となりました。

次回は復刻版セネガル!!カラフルで親しみやすいセネガル料理を手で食べよう!

『BORDERLESS DINERS~世界を旅する国際体験レストラン~』は月に一度開催される入居者限定の体験型プログラム!

世界中で広がっているコロナウイルスの影響。ボーダレスダイナーズも現在は活動を停止しています。
いつもの日常が戻ることを心から祈りつつ、再会後にお会いできることを楽しみに、次回企画を進めています。
次回はセネガル料理!去年の3月に行い、大反響だったセネガル料理がまたまた体験できる復刻回です!

手で食べられる経験が出来たり、私たちの知らないイスラムのお話が聞けたりと楽しい回になること間違いなし!

さて、次はどんな体験ができる旅路になるでしょうか?
次月のご報告をお楽しみに!!

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written byBORDERLESS HOUSE